主にガンを治してますが、他院では治せない系、原因不明系、難病系、多種疾患複合発症系、自己免疫疾患系、自律神経系などの難解な疾患については、ガンでなくてもお受けしております
このブログではそうしたガン以外の病気について記します

統合失調症

統合失調症の、脳内におけるかたち

統合失調症とは、人間の精神機能を成り立たせている脳内の器官同士の伝達連携がうまくいかず、誤動作を起こしている病気です。
脳内物質を放散する側とそれを受け取る側によって、そうした伝達がおこなわれているのですが、なんらかの要因によってその脳内物質が過剰に放散されると、受け取る側も当然過剰に受け取ることになり、過剰に反応します。
ドーパミンという、気分をハイにする脳内物質がそういう過剰状態になると、現実にはあるはずのないものが見えたり聞こえたりするようになり、それが常態化すると、統合失調症との診断をされるわけです。


統合失調症の症状

症状としては、幻聴というのがいちばん多いようです。
つまり、誰もいないのに人の声が聞こえてくるといった状態です。あっちへ行けこっちへ行けといった命令する声や、「なにくだらないことやってるんだ、バカ」といった自分を軽蔑するような嘲りの声などが聞こえたりするのだそうですが、それが高じてくると、その誰とも判別できない声の主と言葉をかわすようにもなり、ご本人以外の人にとっては、ひとりごとを言っているということになります。
あるご家族によれば、そのひと一人しかいないのに、まるで二人で暮らしているかのようになってしまっているという方もいらっしゃいました。

そうした患者さんご本人にくわしく聞いてみますと、頭の中で声が聞こえ始めると、頭蓋骨の中でその声が占める範囲が大きく広がってしまういっぽう、自分の脳のほうは小さく縮んでしまって、10%くらいになってしまったかのように感じるのだそうです。
聞こえてくる声があまりに大きく響くので、そばにいる人の実声は聞こえなくなりますし、その頭の中の声にだけしか答えられないような状態になるらしいです。
実際に誰かとお話ししていても、突然その声に割り込まれ、それに返事をしてしまうので、そばにいる人にとってはまったくおかしなちぐはぐした状態になるわけです。
そして、いつしかその声が聞こえてくるのをいつでも待つような精神状態になっていくのだそうです。

そうした状況がさらに高じると、声が聞こえなくても幻覚を見、妄想をいだくようにもなるようです。実際にそういう方もいらっしゃいました。

こういう病気の人には薬を飲ませて一気に頭の中のモヤを晴らしてやればいいじゃないか、というような考え方では、根治はむずかしいと思います。当院においても1回や2回の施術では、改善したのがはっきりわかるところまではいかないほど深い病気です。
ご家族の方には長いスパンで考えて、ゆったりと対処していただきたいと思っています。

こうした統合失調症の症状や発病の原因などについては、専門家による各説がネットにもたくさん出ていますので、よりくわしく知りたい方はそちらをお読みください。
また、ご家族の方にはすでにお医者さんから受けているご注意をかみしめてやっていってください。


当院での統合失調症の治療

若い人がかかる病気のようですが、治しはできるだけ早いうちに始めるのが最良です。30歳くらいでも、発病してもう十数年になるという方がいらっしゃいましたが、逆算すると中学生のころにはもう発病しているわけで、こういう人は治るまでけっこう時間がかかることが多いです。すこしでも早く治療を受けていただきたいところです。

どういう病気についてもいえることですが、病気の原因の究明は私の仕事ではありません。
私の仕事は治すことなので、あるがままの状態を手ごたえと観察によって受け入れ、経験によって咀嚼して、あとは施術していくだけです。
私にとって重要なのは脳内のどこに障害が起きているかだけですので、それをさぐることがいちばん先にする仕事です。そして、それを感覚できたら、その部分を徹底的に施術します。

以前はこの病気の患者さんは積極的に受け入れて、同時期に何人も施術していたこともありましたが、粘り強く受診し続けるのは、みなさんなかなか難しいようです。
通うのが物理的に大変ということもあるのでしょうが、ちょっとよくなってきて、たとえば幻聴などがなくなりますと、よかったよかった治りましたといって、もうこ来なくなってしまうというケースが多いです。
そういう場合は、私の方では治しきったという実感はありません。

施術を受け続けていくと、頭の中あるいは耳のすぐそばで聞こえていた声が、頭の後ろの方の少し離れたところで聞こえるようになったとか、声が小さくなったとか、そういった変化が起きた方もいらっしゃいました。
自分の脳が小さく縮んで10%くらいになってしまったかのように感じるとおっしゃっていた方も、施術が深まるにつれ、聞こえてくる声は小さくなったように感じられ、ご自分の脳の占める部分が大きくなっていったようです。

幻聴が消えて受診しなくなっても、しばらくするとまた出はじめて再受診されるケースは多いです。

しかし、そうやって一度でも治ったといえる時間帯が得られた方はまだいいほうで、実際には1回受けただけでもう来なくなってしまうという方も多いです。
1回の施術のうちでも、なかなかいい手応えの変化があり、これはこの次が楽しみだなどと思っていると、もう来なくなるといったことがよくありました。
つい最近もそういったことがあり、やはり一度きりで来なくなったので、以前の多くの例を思い出し、この一文を書く気になりました。

効果のあるなしが、にわかには判別しがたい病気です。
ご本人には通う意欲は大いにあったように思うのですが・・

統合失調症の場合は、ご本人の人生にたいして、ご家族、特にご両親が大きな権力を持っているケースが多いので、その親が不要だと思えば、もう受けられなくなるのかもしれません。
起きている症状などについて雄弁に語る親御さんの後ろに、自身なげにしょんぼり立っているお子さん(患者さん)の姿を何度も見てきました。強く自己主張できるくらいならこんな病気にはならないのかもしれません。

以前には、幻聴や幻覚のあった方が1年半近く熱心に通院された後、そうした症状がまったく出なくなったケースがありました。
表情も明るくゆたかになって、ご自分の意志ではっきりしたことを話せるようにもなり、ご家族の方も大変喜んでおられましたが、もう治ったと思われたのでしょうか、それっきり来なくなってしまいました。本当に治ってしまったのだったらそれはそれで大変めでたいことなのですが、来なくなって1年くらいたってからメールがあり、再発してしまったとのことでした。しかも、この前よりも悪い状態みたいだったので、今回は入院させましたとのお話でした。
それ以降連絡はありません。
私としては大変残念なケースでしたが、遠方からの通院でしたので、そういう結果になるのもやむを得なかったのでしょうか・・

ガンなどとはちがって、そうつめてやることもない病気ですので、月に2、3回のつもりで、時には一か月ぐらい間が空いても構わないので、とにかく年単位の長いスパンを想定して、継続してぼちぼちと受診されるとよろしいかと思います。
気長に対処せざるを得ない病気です。

こわいと思うのは、専門家によるWeb記事に「統合失調症の患者さんには脳に部分的萎縮があり、その部分の体積が減少している」といった記述があることです。
多数の患者さんを施術するうちには、人によって頭の中が硬いように感じられ、「この人は治りにくい人だな」という感覚を覚えることがありましたが、それはそういう脳の萎縮といったことがはっきり起きている人に感じるものだったのかもしれません。

発病して長きにわたると、そうなっていくのもやむを得ないのでしょうか。
早いうちに受診して、治せるものならぜひ治しておいてもらいたいと思っています。